マインドフルネスと食事・睡眠・運動の関係 〜GO WILD〜
僕らは簡単に「単一の解決策」に頼りがちだと思う。
たとえばマインドフルネスで素晴らしい経験をしたら「マインドフルネスで全て解決できる」と考えがちだ。
食事しかり。
運動しかり。
人間性と原始性
「全部やらなきゃいけないのか」「大変そうだ」って思うかもしれないけど、それはそれぞれの要素を適切に理解していないからだ。
より適切なモデルを描くことも出来る。
それは、人間が「心的な部分」と「動物的な部分」に分かれるという理解だ。
脳科学的にも、人間には「動物的な脳」がかなり大きく残っており、前頭葉など知性を司る部分より、ずっと面積が広いらしい。
なので、僕らの状態も「人間的なもの」と「動物的なもの」に大別できると思う。
(たとえば「心理」「集中力」「知性」などが人間的な部分で、「食事」「運動」「睡眠」「自然」などが動物的な部分というように)
動物性がベースにある
実は僕らというものは「動物である以前に人間」ではなくて「人間である以前に動物」なので、
「動物的な必要性」の方がベースにあるのだと思う。
その上に人間としての心理性が乗っかることが出来る。
このモデルでは、
「マインドフルネスだけが大事」なのではなく、
「睡眠や食事だけが大事」なのでもなく、
「全部均等にやらなければいけない」のでもない。
「動物性な需要を満たした上で、心理的なものを築く必要がある」という理解が出来る。
動物的なニーズが満たされていれば、マインドフルネスもうまくいきやすいだろうし。
逆に、まずはマインドフルネスのトレーニングを積むことで、
自分の「動物性」に敏感になり、動物的な各要素を改善していくことも出来るだろう。
(なぜならマインドフルネスのトレーニングは、身体洞察力を高めるものもでもある)
GO WILD
僕らの動物性を理解する上で「GO WILD」は非常にオススメできる本だ。
ちなみに内容の一部では、マインドフルネスについても触れられている。