24時間の瞑想 | 「もっと瞑想をしたいのに、時間がない」と思った瞬間がチャンス
- もっと瞑想をしたいのに、時間がない。
- 瞑想をしたいのに、仕事に行く時間だ。
- もっと瞑想をすれば、もっと幸せになれるのに。
こう思った瞬間が、瞑想のチャンスだ。
何も、仕事中にフロアに座って、あぐらを組めと言っているわけではない。 心の中で瞑想を再開すれば良いのだ。
焦り ≠ 瞑想
- もっと瞑想がしたい
- 今、瞑想ができない
こういう考えがよぎるのは、すなわち、瞑想が出来ていない瞬間だ。 「瞑想に焦りを感じる瞬間」は、すなわち「瞑想できていない瞬間」だ。
いつでも集中
瞑想は座っていても、立っていても、歩きながらでも出来る。 24時間が瞑想の場所だと思えばいい。
瞑想について考えていない時は、そもそも瞑想のことを忘れているわけだし。 瞑想について考えた時は、その瞬間に思い出して瞑想を始めれば良い。
すべてが訓練の場所
すべてが訓練の場所だと考えてみよう。
すべてが訓練なのだから、別にうまくできなくてもいい。 うまくいかなくても、そのたび、またやり直せばいい。
ではどこに本番があるんだろう? 実は、
- すべての場所が訓練
- すべての場所が本番
この二つは同時に成り立つ。
瞑想の落とし穴 > 注意力が高い時、低い時
注意力は朝から夜にかけて下がる
これは人間の摂理だ。
注意力が高いときと
低い時がある
注意力が高ければ、どんなテクニックもうまく行きやすいし
(観察も、集中も)
低ければ、どれもダメになりやすい
注意力を回復させてくれるのは
瞑想的なテクニックではなく、睡眠や食事だったりする。
解説
- 瞑想的なテクニックを使うには、注意力が必要だ。
- 何をやってもうまくいかない時は、そもそも注意力が下がっている可能性がある。
- 朝から夜にかけて注意力が下がっていくのは、当たり前のことだ。
- ここで「瞑想的なテクニック」でどうにかしようと思っても、どんどんうまくいかなくなるように感じる。
- たとえば、朝目覚めてから8時間以上経過しているなら、注意力はかなり下がった状態だと考えられる。
- 朝起きてからの時間を計算してみよう。
- 瞑想的なテクニックがうまくいかないのは、やり方が悪いんじゃなくて「眠い」とか「空腹だ」とかいうせいかもしれない。
EとQ ( 体験モードと疑問モード )
心には体験モードと
疑問モードがある
さっきまであった幸せが
通り過ぎてしまったように感じる時
僕らは疑問モードにある
僕らはだいたい、疑問モードで過ごしている
たとえば、同じような景色があっても
体験モードのときもあれば
疑問モードのときもある
幸せが過ぎ去ってしまうのは
モードが切り替わってしまう瞬間だ
このモードの違いに敏感になってみよう
疑問モードに気付いたら
体験モードに切り替える
これを繰り返すことで
体験モードの時間を増やし
長くしてゆくことだって出来るだろう
(けど、体験自体を増やすわけじゃない。あくまでもこれは「心のモード」だ)
ハッピーはどこに消えた? 〜幸福追求モードのスイッチ〜
想像してみてほしい
心に「幸福追求モード」というものがあって
スイッチがONの時と
OFFの時があると
ONの時は不幸に
OFFの時は幸せになりやすい
一体どうなってるんだろう?
これはパラドックスだ
でもこのスイッチは
無理やりオフにはできない
ONになっているのは
僕らが押し続けているからだ
だから、ただ押すのをやめればいい
でも、やめようとすること自体が
実は幸福追求モードで
ONを押し続けているってこともある
でも大丈夫、僕らはもう
スイッチがあるということに気付いた。
ハッピーはどこに消えた? 〜幸せは来客みたいなもの〜
さっきまでの幸せが
今はもうない
どこに消えたんだろう?
幸せは
来客みたいなもの
僕らがキョロキョロ探していると
居心地が悪そう
って幸せは思う
追いかけたら
逃げる
つかまえても
仲良くはなれないだろう
気まずいでしょ?
僕らに出来るのは、お茶を淹れたり
掃除をして
来客に備えること
10秒だけ時間をください! 世界で一番簡単な瞑想の始め方
今、目を閉じてみましょう
まず息を吐いて
次に吸います
その時、息に注意を向けてみます
できたでしょうか?
実はもうあなたは、瞑想経験者です
そんな馬鹿なって?
これが本当なんです
解説
- 瞑想を始めるのは、本当に簡単です。
- 道具も要りません。
- 立っていても、座っていても、寝ていても構いません。
- 「正しい瞑想のやり方」も、実はありません。
- 「基本的なやり方」は、この記事に書いたとおりです。
- もしお気に召したら、1呼吸、2呼吸、3呼吸と続けてみましょう。
螺旋状の成長 | ひとつの問題をクリアしたら、次の問題が訪れる問題
最初は大きかった問題が
問題じゃなくなる
すると新しい問題がやって来る
それをクリアしても
また新しい問題が
これって永遠なのだろうか?
ぜんぜん幸福になれている気がしない
そんな時は、螺旋を想像してみよう
僕たちは、同じ問題とまた出会う
だけど同じ問題は
前よりも小さくなっている
渦を描くように、問題をクリアしていくことが出来る