瞑想ですごく集中するコツ 〜集中力は温かくて心地良い〜
あなたは集中がうまいだろうか?
僕は集中するがすごく下手だった。
その一つの理由は「集中」というものが何なのか、まったく誤解していたせいだと思う。
むしろ「集中状態」とは全く逆にあるものを、集中なのだと思いこんでいた。
まったく反対方向の地図を持っていたら、目的地にたどり着くのは難しい。
だけど、瞑想を続けているうちに「集中力」に対する心的イメージが、自然と書き換わってきた。
つまり、集中するのがうまくなってきた。
(少なくとも、座って瞑想をしている間は。これをより応用して、日常に広げて行きたい)
集中力は温かくて心地良い
瞑想を続けていると、
集中力は「すごく心地良いもの」の中にある、ということに気付くかもしれない。
エネルギーを消費するのではなく、むしろ回復してくれる。
頑張るのではなく、逆にまったく頑張らない、ものすごく楽な状態。
リラックスでもない。
緊張でもない。
一般的に言われているような、その中間地点にあるものでさえない。
まったく別の、第三の状態。
僕は集中力を、そのようなものだと感じている
瞑想はエネルギーを使う?
瞑想で集中するのはエネルギーが要る。
集中力を使った後には、どっと疲れてしまう。
だけど最近思うのは、もし「瞑想でエネルギーを消費した」という感覚があるならば、それは集中状態ではなかったんじゃないかということ。
「集中するための努力」はしたけれど「集中ゾーン」には入れてなかった時じゃなんじゃないだろうか。
もちろん努力が無駄というわけでは全くない。
必要なのは「うまい努力」だ。
「あらゆるコントロールを手放していくタイプの、広義の努力」とでも言えば良いだろうか。
(「うまい努力のしかた」を見つけるためには「下手な努力」も必要だけれど)
閑話休題
僕らが「集中」だと思い込んでいるものは、まったく「集中」ではないのかもしれない。
集中状態はとても心地良い。
集中状態はエネルギーを回復してくれる。
集中状態はまったく頑張る必要がない。(なおかつ、エネルギー状態が高い)
こう理解すると「心地良さ」と「集中力」というのは、言葉が違うだけで、まったく同一のものなのかもしれない。
著者近影
たぶん集中していそうな顔をしている。