炭酸水を飲む瞑想
ちょっと変わったトレーニングを紹介する。
マインドフルネスの世界は、スポーツの世界と同じで、自分でトレーニングメニューを考えても良いところが長所だ。
なのでこれは、これは僕のオリジナル。
やり方
炭酸水をゴクゴクと飲む。ちょっと喉が辛くなるぐらいが良い。
次に、パチパチとした喉の「刺激」を、感じ取ってみる。
だけど時間が経つと、すぐに「刺激」は無くなる。
なので次に「刺激」が「無くなったこと」を感じてみる。
このトレーニングは何?
これは別にジョークでやっているわけじゃない。(いや、ジョークでやっているのかもしれない)
「終わりを観察する」という由緒正しいトレーニングなのだ。
ある瞑想家は、最も重要なトレーニングとして、この「終わりを感じる瞑想」を勧めているらしい。
(「ジョイ・オン・デマンド」三章)
刺激には、終わりがある。
痛みには、終わりがある。
喜びにも、終わりがある。
ひとつのエネルギーには、終わりがある。
そもそも僕らの生命にも、終わりがある。
だけど僕らの自己観察力は、ふだんこの「終わり」を認識していない。
だからマインドフルネスのトレーニングで、それを見つけられるようにするんだ。
何が良いの?
たとえば、痛み。
マインドフルネスのトレーニングを積んでいても、痛みに抵抗できないことがあるかもしれない。
だけど痛みが「終わった時」に、その「終わり」を理解することが出来る。
「痛みが、もう存在しない事」に気付くことが出来る。
これは回復力=レジリエンスの一種だ。
どんな痛みもいずれ終わると理解すれば、痛みに対して強くなれる。
逆に「プラスの物事」「喜ばしいこと」の終わりを認識することで、執着を持たないための訓練が出来る。
(なぜか、はっきりと意識することで、執着のレベルが下るようだ)
まとめ
炭酸水は瞑想に役立つ。