瞑想マインドマップを描いてみよう ( 迷った時の瞑想の選び方 )
瞑想は、心のトレーニング全般のことだ。
たとえば、スポーツにも無数の種類があって、無数のトレーニングが作り出せるように、
瞑想も無数の種類に分けられるし、無数のトレーニングを作り出すことが出来る。
だけど、いざ瞑想のバリエーションが増えると、
「どんな時に、どんな瞑想をしたら良いのか」という、選択肢の問題を感じることがあるかもしれない。
そんな時は、マインドマップを描いてみるのはどうだろう、とふと思いついた。
瞑想マインドマップ
ということで、僕は瞑想のマインドマップを描いてみた。
これは何?
これを言葉で解説すると、
- 「JOY(心地良さ) 」「集中」「ぼーっとする」 が、それぞれ近くにある
- 「受容」「観察力」が、それぞれ近くにある
- 「思考(の整理)」「理解」「気付き」が、それぞれ近くにある
- 大きく分けて、三つ要素が「平穏さ」のベースになっている
- 平穏さのベースの上に「幸福」や「経験」が存在する
- そして、すべての要素のバックグラウンドに「呼吸」ががある
という関係になっている。
ここで描いたのは、僕なりのマインドマップだ。
あなたが描いたら、きっと、あなたなりのマインドマップが出来るかもしれない。
そして、どんなマインドマップを描いても、それは正解だと思う。
シンプルな理解
瞑想のトレーニングは無数に、それぞれが完全に独立しているわけではなく、お互いに近い場所にあったり、すべてが関係し合っている。
マインドマップを描くことで、その関係性を把握することが出来そうだ。
例えば僕にとっての瞑想は
僕は日頃から、薄々「瞑想の世界でも、たとえばひとつの要素が、他の要素の土台になっているんじゃないだろうか」と思っていた。
いざ図に描いてみると、その理解がより深まったと思う。
僕にとって瞑想とは、まず「平穏さ」という土台を作り、その上に「幸福」を築くことだ。
そして、人生をフルに経験し、他の人に対して、良い関わり合いをするということだ。
だからまずは「平穏さ」を築くために瞑想をする。
足りないものがあれば足せば良いし、余計なものがあれば取り除くように努力する。
- たとえば苦しさを感じる時は、それを受容していないと、平穏さを感じるのは難しい。だから苦しさを受容するトレーニングをする。
- たとえば、心地良さを感じていたほうが、心の平穏を感じやすいし、人に対しても自分に対しても優しくなりやすい。だから心地良さや、喜び(JOY)を感じる訓練をする。
- たとえば、いくら瞑想がうまくても、社会的な思考にどっぷりと浸かっていたら、心の平穏は手に入りにくい。だからじっと目を閉じて、自分の思考のプロセスを観察してみたり、良質な本を読んで、心に対する理解を深めたりする。
そして、いざ「平穏さ」を手に入れたら、その上に幸福や経験を築く準備をするのだ。
あらゆる物事が「平穏さ」のためにあり、そして平穏さは「幸福」のためにある。
さあ、物事は少しシンプルになった。