マインドフルネスやってみた

瞑想で人生のレシピ作り

最後の瞑想

どの瞑想でも

「今日、これが最後の瞑想だ」

とうまく想像できると、集中力が大きく増すようだ。

 

あくまでも「うまく想像できた時」に限るけれど。

瞑想のトレーニングを続けている人なら、想像力のスイッチを切り替えやすいと思う。

 

人間は、欠乏に対して敏感に反応するように出来ているようだ。

簡単なやり方として、欠乏をうまく使うためには、1から100まで、呼吸の数をカウントしてみるのも良いと思う。

 

 

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( 『いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学』)

 

「今日が最後の日だと思って生きなさい」

こんな言葉を、あなたもいちどは聞いたことがあると思う。

(安々とそう思えたなら、苦労はないのだけど)

 

人間というものはいつ死ぬか分からない。

次にする瞑想が、最後のものになるかもしれない。

それが真実だ。

 

僕らは「時間が余っている」と思うと、瞑想のトレーングでも集中力を落としてしまうようだ。

 

どちらかというと

「最後だ」と思うことによって集中力が上がるのではなく、

「まだ余っている」という想像によって、逆に集中力が落ちているのかもしれない。

 

「時間が余っている」と想像しても、

「最後かもしれない」と想像しても、

それは両方が真実だと言える。

 

だけどより真実に近いのは「最後かもしれない」の方だ。きっと。

 

なぜなら、刻々と僕らの死は迫り続ける。

生きている瞬間はとても短いものなのだから。

 

人生の時間を大事に過ごすこと。

マインドフルに生きるということは、きっとそういうことなのだ。

 

欠乏を感じるトレーニング

ところでマインドフルネスの観点からいうと

「人生最後の日だと思って生きる」

というのは、

 

ただの心がけや空虚な言葉ではなく、トレーニングで手に入る心理状態だと言える。

 

僕はとてもまだその境地には至っていないが、

「欠乏」の感じ方が鍵になっているんじゃないかと感じている。

 

たとえば時間がないとき。

友人との予定があって、5分だけしか瞑想をする時間がないような時。

普段はないような、集中力の高まりを感じたことはないだろうか?

 

瞑想をしながら、その時の感覚を思い出してみて、自分の状態が変わるかどうか、確かめてみる。

「あと5分後には予定がある」「あと5分でこの場所を出る」と、自分に言い聞かせてみても良い。

 

それで少しでもエネルギーの高まりを感じたなら、それは自分の欠乏状態をコントロール出来る兆しなのかもしれない。