問題解決に役立つ「生産的瞑想術」 ( DEEP WORK - 大事なことに集中する )
なんとなく、瞑想は思考は相性が悪いんじゃないかというイメージがないだろうか。
無に近づいたり、思考を受け流していくのが瞑想だというような。
だけど必ずしもそういうわけじゃない。
瞑想をしながら、思考を味方につけることも出来る。
「ディープ・ワーク」という本には「生産的な瞑想の方法」が紹介されている。
この本を読んで僕は、瞑想で積極的に「考え事」をするのは間違ってなかったんだと改めて感じた。
具体的な方法
- 瞑想をしながら、ひとつのテーマについて考える
- テーマから気がそれたら、またそのテーマに意識を戻す
たったこれだけだ。
あとは僕ら人間の偉大な能力「思考」が、全てを取り計らってくれる。
ずっと長い間、答えが出ないことがあるかもしれない。
だけどその時も、焦らずにひとつのテーマについて考えてみる。
コツは「テーマを与えること」と「心を遊ばせること」の両方をおこなうこと。
(テーマを与えすぎると頭がパンクするだろうし、心を遊ばせすぎると答えに近づくのが遅くなるかもしれない)
何が違うの?
瞑想をしながら考えると、なぜ良質な答えが出やすいのだろう?
普通に考えることとは何が違うんだろうか?
それは、
- 心理的に落ち着いた状態で考え事が出来る
- 答えが出ない時間にも耐えられる ( その間も、脳はずっと働いている )
- ひとつのテーマに大して明確に問いかけるので、思考の試行回数をはるかに多くできる
- 日常の中で普通に考えると、ノイズが多く、他の物思いに気をとらわれがち ( 長い時間をかけて答えが出ることはあるかもしれないが、たぶん、かなり遠回りだ )
というようなことだと思う。
どんなテーマを与える?
いま、自分が特に問題を感じていることを。
「テーマなんて思い浮かばない」という時は、まずは「テーマが思い浮かぶのを待つ」ために、瞑想をしてみても良いかもしれない。
たとえば僕の場合は最近
「仕事でのチームへの貢献の仕方について」
「シンプルな状態とはどういうものか」
「ブログは一体、誰のために書くのか」
というようなことをテーマに、瞑想をしながら考えたりした。
こうやって問題を箇条書きにしてみると、なんだか単純だが、心が感じているものははるかに複雑で、切実に「解決」を求めていたのだ。
瞑想にはいろいろな種類があるけれど、特に人生で何か問題を感じた時は、瞑想で「ディープ・シンキング」をしてみると良いかもしれない。
参考
こちらも参考になる本だ。
「マインドフル・フォーカシング:身体は答えを知っている」