瞑想の指導者がそれぞれバラバラなことを言う理由
瞑想の指導者も人間だ。
他の人の体を借りて瞑想するということは出来ないし、他の人の人生を体験することも出来ない。
瞑想を実践するのは「自分の体」であり「自分の心」でしかない。
だから必然的に、その教えも個人の色を強く反映することになる。かなりのばらつきが生まれても当然だ。
だからたとえば瞑想関係の本で、指導者が「絶対にこうしなさい」と書いていても、あまり気にする必要はないと思う。
指導者であるにも関わらず、いや、指導者だからこそ「自分の体験」という罠にはまりこんでいるかもしれないのだから。
「平均的な人間」は存在しない。
科学によって瞑想のベールが剥がされたとはいえ、それぞれ個人にとって何が最適な瞑想なのかという測定は難しい。
だから瞑想のやり方は、自分が気に入る方法でやろう。
料理の味付けを、自分で決めて良いのと同じように。
「最も優れたものは、自分の体が知っている」