瞑想で無形資産を形成せよ 〜LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略〜
「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」によると、人の資産は、有形と無形とに分かれるという。
瞑想をすることによって、僕らは「心身の安定」という無形の資産を作っていることになる。
「そんな動機は不純だ」「堕落している」と思われるかもしれないが、
自分が楽しめる限り、瞑想のモチベーションはいくつあっても良いんじゃないだろうか。
たとえば運動のモチベーションが「ダイエット」「筋力増強」「友達作り」「リラクゼーション」など、いくつあっても良いように。
ライトの色
これは心のトレーニングを、どんな色のライトで見るかという話だと思う。
ビジネスの世界から見れば、瞑想で集中力が上がり、仕事がうまくいけば良いと思う。
心理の世界から見れば、ストレスの低減だったり、EQの向上が望まれる。
悟りの世界から見れば、僕らが何者でもなく、始まりも終わりもないことを学んでいることになる。
キャリアや人生の世界から見れば、無形資産の形成だと言うことが出来る。
瞑想によって僕らは、色々なライトの世界で「絶対的なベース」を作ることになるかもしれない。
瞑想と整合性
瞑想というと、昔は「世間から逃れて過ごす仙人」のようなイメージが持たれていたと思う。
実際に、瞑想を続けて社会からドロップ・アウトした人の話も記録されているようだ。
だが、瞑想と社会的生活は相反するどころか、むしろ手を繋いで仲良く出来る仲間のようだ。
仕事に役立ち、キャリアや人生にもプラスになる可能性がある。
これは本当に良い現象だと思う。
その昔、本や情報が一部の上流階級だけのものだったように、
その昔、瞑想は聖者や修行僧だけのものだった。
だけど今では違う。ドアは多くの人に開け放たれている。
(なのでマインドフルネスブームの功績は本当に大きい。僕もその波の恩恵を受けた一人だ)
僕らの多くは決して、山奥で自給自足の生活をしたいわけじゃない。
だから瞑想と社会の「整合性」は整っている方が良い。
瞑想だって、自己矛盾がない方がやりやすいに決まっている。
(誰だって「これ、社会から逃げてるだけじゃないか」なんて思いながら目をつむるのは嫌だろう)
瞑想と社会性。
この二つが両立するのは、なかなか素晴らしい経験だと思う。