瞑想株式会社へようこそ 〜1%の上司と99%の部下〜

最近、僕は「観察する瞑想」の大きなメリットに、改めて気付いた。

それは「本当に楽」ということだ。

 

やることは非常にシンプル。

ただ自分の心に起こることを、観察し続けるだけで良い。

 

トレーニングメニューを作る必要もないし、どこに向かって進んだら良いか、自分で考える必要もない。

つまり、僕らが普段使っているような「意思の力」を使う必要が、ほとんどないのだ。

 

僕らはオートメーションで幸福に近づくことが出来る。

こんなにシンプルな話はない。

観察って何?

ここで疑問がひとつ生まれるかもしれない。

 

「もしオートメーションで幸福に近づくとしたら、普段、僕らが幸福じゃないのは何故なのんだろう」

「本当にただ座っていることと、観察することとは、何が違うんだろう」

 

って。

 

僕の場合は、こういうことだと理解している。

 

このトレーニングの本質は「1%の自分が、残り99%の自分を観察すること」だ。

つまり、1%の「観察する自分」さえキープしておけば良い。

 

f:id:yumainaura:20170723182119p:plain

 

(脳科学的な言葉で言うなら、脳の前頭前野と、他の部位の働きとの違いになるのかもしれない)

 

たった1%の違いだけど、これが大きな違いだ。

なぜなら普段僕らは、この1%の「司令官」のような自分を、エネルギーを空費することに使っているから。

 

この1%の使い道を変えるだけで、残りの99%に対して影響が生まれる。

それが瞑想のプロセスだ。

「これは自分」という思い込み

僕らが「自分の意思でやっていること」というのは、実は「自分の意思ではやっていない」らしい。

もしくは、意思の関与度はものすごく小さい割合らしい。

これは様々な科学的な実験でも明らかにされているようだ。

 

f:id:yumainaura:20170723182741p:plain

僕が瞑想を続けている実感としても、この事実は当たっている。

 

なぜなら、思考はまったく「自動的」に湧き出てくるし。

こうやって文章を書いていても、手はほとんど自動的にキーボードを叩いている。

ほとんど何も考えなくても服は着替えられる。

自分が「意識的に考えた」はずのことでさえ、もうひとつ外側のレイヤーから見ると、まるで自動的におこなわれたように理解できる。

 

まあこれは、意識のプロセスのどこからどこまでを「自分」だと理解するかの、区分けの違いなのかもしれないけれど。

僕らが意識的にやっていることというのは、思ったよりも、かなり少ないようだ。

 

でも、だからといって「100%が自動でおこなわれている」という理解では、僕らがトレーニングをすることさえも、自動的に決まっているという話になり、これでは意図的な成長をすることは出来ない。

そこで僕は「1%の意思と、99%の自動的なプロセス」というモデルで、瞑想を理解することにした。

コツは「意思」の錯覚を減らすこと

観察する瞑想のコツは、僕らが「自分でやっている」「自分の意思で考えている」という思い込み、錯覚を、だんだんと減らしていくことだと思う。

つまり、意識のほとんどのプロセスは自動的におこなわれており、

 

このことで、観察の対象はどんどん広がっていくことになる。

なぜなら観察というのは、「自分」が、その外部から「自分ではないもの」を見て、理解する行為なのだから。

(もし意識の100%が「自分の意思」でコントロールされているならば「観察」なんてしようがない)

 

「これは自分だ」という思い込みを手放していくと、

 

観察できる対象は0%から99%にまで広がっていく。

99%の自分を信頼する

あ、言い忘れたけど、もうひとつコツがある。

それは「残り99%のプロセスを信頼する」ということだ。

 

たとえるなら、1%の自分は上司で、残り99%は部下みたいなものだ。

 

 

たとえば、「癒やし」のプロセスは自動的に起こる。

「集中」というプロセスも自動的に起こる。

「意識を適切なモデルで理解する」「戦略的に考える」という高度なプロセスさえ、部下が引き受けてくれるかもしれない。

 

 

そう、すべてのプロセスは、信頼できる「残りの脳」はからってくれる。

1%の自分は、全幅の信頼を置いて、彼らの仕事を信じるだけで良い。

(上司が部下の仕事にまで手を出すと、仕事はうまく運ばないかもしれない)

 

こう理解すると、瞑想は本当にシンプルになってくる。

会社運営みたいな瞑想

 

瞑想をするというのは、会社を立ち上げて、うまく運営していくみたいなもんだ。

 

事業を立ち上げたばかりの時、一番最初は、自分ひとりきりで仕事をする必要がある。

セールスも会計もマネージメントも商品の発送も、全部ひとりでやる必要がある。

 

だけど会社がうまくいきはじめると、部下を雇って、ある程度の仕事を任せられるようになる。

最初は仕事を教えるのに手間がかかるかもしれないけど、だんだんと人が育って、部下も自分の判断で仕事が出来るようになってくる。

 

さらに事業が軌道に乗ると、逆に上司が部下に事細かに指示を出す必要はなくなる。

むしろ細かい指示を出してばかりでは、逆に彼らが育たない。

なので、あなたは彼らを信頼して、多くの仕事を任せることにする。

 

こうやって会社は1%の「信頼」を軸として、円満に運営されていくことになる。

これが会社運営の理想の姿だ。