羽生善治が休日にするのは「ぼーっとすること」
日本で指折りに集中力がある人であろう、羽生善治をして、
休日にするのが「ぼーっとする」ことだという。
こいつは、すごい事実だ。
何度でも反芻したい。
って僕は思うんだけど、あなたはどうだろうか。
棋士の集中力
棋士というのは、常人とはかけ離れた集中力、思考力を発揮する必要がある仕事らしい。
茂木健一郎いわく、羽生善治はふだん恐るべき集中力を発揮している分、休日はぼーっとして、脳のデフォルトモードネットワークを働かせているんだろう、ということだ。
現代人というものはだいたい、社会的緊張を強いられた生活をしているから、ぼーっとできることは、実は難しい。
訓練が必要だ。
間違った常識、科学的な常識
ぼーっとすることは「世界で一番悪くて、生産性の低いこと」だという固定観念がある。
だけど実は「世界で一番良くて、創造性を高めること」なのかもしれない。
「世界で一番無駄なこと」は、
「世界で一番有用なこと」だったのかもしれない。
僕たちは数多くの、間違った常識の中で生きていた。
だけど科学が、少しずつ真実のベールを脱がし始めている。
「ぼーっとする」の逆襲
- 1. ぼーっとするのは、時間の無駄だ
- 2. ぼーっとしたいけど、出来ないし、出来たとしても意味はない
- 3. ぼーっとすることは有意義で、訓練が必要だ
- 4. トップレベルの棋士でさえ、ぼーっとして創造性、思考力を高めている
この四個を並べてみると「ぼーっとすること」の価値観が、全く違わないだろうか。
参考
「脳を鍛える茂木式マインドフルネス」 p62 より。