一番最初のマインドフルネスが戻って来ない場合
一番最初の体験
たとえば、
- 人生で一番最初にできた友達
- 人生で一番最初に気に入った音楽
- 人生で一番最初に遊んだゲーム
って、どれも特別に感じないだろうか。
最初のインパクトっていうのは、すごく大きい。
コーヒーの思い出
これはマインドフルネスの世界でも同じで、人生で一番最初に体験した爽やかさや、心地良さや、感動は、すごく記憶に残りやすいものなんだ。
ちなみに僕の場合、一番最初のマインドフルネスの体験は、
- 朝早く目覚めて、いつもより1時間早く出かける
- チェーンコーヒー店でゆっくりとコーヒーを飲みながら、朝ごはんを食べる
というものだった。
これは本当に感動的で、今までの世界が、まったく違ったように見えてきた。
思い出の落とし穴
だけどこれは、ちょっと落とし穴だ。
なぜかっていうと、一番最初の体験を「これこそがマインドフルネスだ」と思いこんでしまうと、 その後、それとまったく同じような体験じゃないと「こんなの、マイドフルネスじゃない」って思ってしまわないだろうか。
最初にとらわれない
だけど、最初の体験にとらわれる必要はないと思う。
「最初と全く同じ体験をしたい」っていう気持ちは分かる。
だけどマインドフルネスっていうのは、世界には何ひとつ同じものはないし、全ては変わっていくということを、受け入れることでもあるから。
あなたが一番最初に感じたマインドフルネスは、たしかに印象的だったかもしれないけれど、 たまたま最初に「そう感じた」だけなのかもしれない。
マインドフルネスは形を変える
マインドフルネスの形は変わってゆく。
時間が経てば、また別の形のマインドフルネスが生まれる。
だから「マインドフルネスはこういうものだ」って頭で決めつけずに、そのときどきで現れたマインドフルネスを、大事にして、受け入れてみると良いんじゃないだろうか。