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マインドフルネスのヒント

瞑想、経験、そして人生。

名前・年齢・職業というラベルを剥がして生きる方法

  • 名前
  • 年齢
  • 職業

というものは、強化されている。

常に強化され続けている。

僕たちが子供の頃から、何十万回も、何百万回もこの「考え方」は強化されてきた。

たとえばニュースに誰かのことを話す時は、必ず「名前」「年齢」「職業」が 紹介されるだろう。
それぐらい、これらの要素は社会的に刷り込まれているものだ。

名前・年齢・職業を気にする

  • 名前にまつわるものを気にする
    • 自分の名前に集約された、人の評判を気にする
    • 人の名前に集約された、人の評判を気にする
    • 簡単に言えば「人と比べる」という行為が、名前という要素に集約されている
  • 年齢を気にする
    • 自分の年齢を気にする
    • 人の年齢を気にする
    • 年齢を軸にした判断を下す
  • 職業を気にする
    • 自分の幸福度を職業で判断しようとする
    • 人間の貴賓を職業で判断しようとする

こういったことは、僕らの人生にプラスになっているだろうか?

なっているならば良い。

だけど僕の場合、こうした要素に振り回される自分の心が、どうしても辛いと感じていた。

存在しない要素

実は、名前や年齢や職業は、実体ではない。

これは「考え方」だ。

「強化された考え方」だ。

僕らの頭の中に生まれて、はじめて存在するもの。
もう「存在しない」なんて想像するのが難しいかもしれないが、僕たちが考えなければ存在しないものだ。

僕たちが「考えるたび」に発生する。
そして僕らは意識的に、無意識的に、これらのことについて頻繁に考え続けている。

強化のロジック

なぜ存在しないものが存在するかのようにふるまっているのか。

それは「対象について考える」という行為自体に「対象を強化する」というロジックがあるからだ。

  • たとえば僕らが自分の名前について考える時、名前は確かに存在する。(そして概念は強化される)
  • たとえば僕らが自分の年齢について考える時、年齢は確かに存在する。(そして概念は強化される)
  • たとえば僕らが自分の職業について考える時、職業は確かに存在する。(そして概念は強化される)

対象について考えるのをやめると、対象は存在をやめてしまう。

だけど彼らが存在をやめた時には、そもそも僕らは考えるのをやめている。
なので「彼らが存在をやめた瞬間」を見つけることが出来ないのだ。

自分が眠りにつく瞬間を、意識ではとられられないのと同じだ。

そして、また考え始めた時には、彼らは存在を始めることになる。

思考で思考を消すことは出来ない

だが、こういった概念を思考によって排除しようとしても、うまくいかない。

なぜなら「考える」ということ自体がもう、それを「強化すること」だからだ。

  • たとえば、火に油を注ぎながら消すことは出来ない。
  • たとえば、パチンコ屋に通い続けながら、ギャンブルをやめることは出来ない。
  • たとえば、間食をし続けながら痩せることは出来ない。

自由になる方法

これらの社会的概念から自由になる方法。
もしくは、少しでも自由度のレベルを上げ、少しでも束縛度のレベルを下げる方法。

それは「思考」と「概念」のプロセスに注意深く気付くことだ。

主に観察の瞑想が役に立つだろう。

レッスン

瞑想をしてみよう。

  • 年齢や職業や評判など、なにか「本当は存在しないはずのもの」の中で、自分がすごく気に病んでいるものはなんだろう。
  • その対象について考えて、嫌な気分になるかどうかを確かめてみる。
  • 嫌な気持ちのレベルが、時間に応じて強まったり、弱まったりするのを感じてみる。
    • 自分の「思考」と連動しているかどうかも確かめてみる。
  • 自分が対象について考えている時に、対象が存在を始める瞬間を見つけてみる。
  • 「嫌な気分」になった時の原因は、自分の「思考」によって概念が現れた瞬間ではないか、と逆算してみる。

この手順通りじゃなくても良い。
要点は「思考が概念を発生させているプロセスに気付くこと」だ。

そして概念に圧倒されずに、自分の思考として処理できるようになること。

補足

考えても考えなくても、年齢は加算されていくのではないか。そう思ったかもしれない。

だが僕たちが思い浮かべる年齢は、主に生物学的なものではない。
社会的な位置づけとしての「年齢」という概念である。

たとえばひとりの人間はまったく変わらないのに、年齢を聞いて1%でも印象や考えが変わった経験があるなら、それは概念的な働きのせいだ