瞑想1年の効果 > ストレスが減り 息をするように仕事が出来るようになった
瞑想を初めて1年近くが経過した。
最近、まるで息をするように仕事を出来るようになった。 PCと遊びながら息をしていると、いつの間にか1日が終わっているという感覚だ。
これはもちろん比喩だ。
実際にはPCのディスプレイに向かって作業をしたり、社内チャットで必要な連絡をしたり、ミーティングに出たり、1日のスケジュールを立てたりということをしている。
だけどこの全てが「息をしている感覚」に近くなってきた。 辛い、しんどいということが、ほぼない。
これは明らかに瞑想の効果だと思っている。
人間が仕事で疲れる理由
いま振り返ってみると、人間が仕事で疲れるというのは、
- 焦りやプレッシャーを感じて、筋肉に緊張が走る
- コンディションを考えずに、仕事をやりすぎる
- 頭の中で何百回も余計なことを考える
ということが、深く関わっているのだなと感じた。
ものすごく楽しくてリラックスできる仕事は、いつまででも続けられる。疲れない。というのは本当なのだ。
1 x 100
自分では意識していない部分。 「そんなことで疲れるはずはない」と思う要素にこそ、消耗の種は隠れている。
たとえば無意識に、1の緊張を100回繰り返せば、消耗度は100だ。 これは10の緊張を1回だけ感じるよりも、ずっと大きな破壊力がある。
無意識だからこそ気付きにくい。 無意識だからこそ、自分が消耗している原因が分からない。
だけど瞑想を続けることで、この1x100の消耗に早く気付いて、それを防ぎやすくなる。
仕事を楽しもうとする戦略は?
だからといって、意識して仕事を楽しもう、リラックスしようとしても無駄だ。 よほど心の扱い方がうまくないと、楽しもうとすることが逆に緊張を引き起こす。
そして「楽しもうとする戦略」「リラックスしようとする戦略」の無力さを思いすることになる。
うまくいく確率なんて1/100以下なんじゃないだろうか。
少なくとも僕にはそう感じられる。 なぜなら人生の中で、意識的に楽しもうという試みは、ほぼ全てが失敗に終わってきたからだ。
これは効果的な戦略ではない。
瞑想のメリット
それよりも効果的なのは、
- 力が入っている時に、それに気付いて、力を抜くことが出来る
- 自分の心のペースを、絶妙な感覚で保ち続ける
ということだ。 1日の間中、絶妙な感覚で「軽さ」を保ちながら、その感覚をリレーしていく。
二本立ての効果
瞑想だって完璧ではない。 人間ならば疲れだって感じことだってある。
だけど自分の状態に注意深くなることで、
- そもそも、疲れにくくなる
- 疲れを感じ始めた時に、早めに気付いて、体制を立て直すことが出来る
- 例えば、疲れのピークに達する前に、ひと休憩するというアクションを起こすことが出来る
という二本立ての効果がある。こいつは強力だ。
この二つの効果によって、仕事疲れをかなりの度合いで軽減することが出来る、というのが僕の実感だ。
具体的な訓練
- フォーマルな瞑想で、自分の体や、心の感覚を観察してみよう
- 基本的な観察能力、バランス感覚を伸ばしていこう。
- 仕事中に、集中力が逸れたり、体に余計な緊張が走る瞬間を観察してみよう。
- 集中力が逸れたら、仕事に注意を戻してみよう。
- 体に緊張が走っているのが分かったら、ふわっと「中心」にバランスを戻してみよう。緊張が走るのは、バランス感覚が上下左右、奥手前のどこかにズレているのが原因であることが多いから。
おすすめの本
Kindleのサンプル版に「瞑想の基本」の全てが書いてある。
なぜなら瞑想の基本は、たった1ページだけで解説できるようなものだからだ。ぜひ読んでみてほしい。