決定疲れを防ぐ戦略 2 〜もう二度と迷わない方法〜
決定を焦らない
別の記事で紹介した「瞬時に決める」という方法とは相反するようだが、じっくりと、焦らずにに考えることも有効だ。
決定疲れが起こるのは、心の迷いによって僕らが無意識に頑張ったり、焦ったりしてしまうからだと、僕は考えている。
つまり、落ち着いた心で、穏やかに考え続けることでも、決定疲れを避けることが出来る。 特に重要な事柄に関しては「じっくり、ゆっくりと考える」「決定を焦らない」ということが有効だ。
- どれだけ時間をかけて考えても良い
- 長く考えた結果、答えが出てこなくても問題ない
こういう心構えで考えるならば、それは迷いではなくなり、心の消耗を防ぐことが出来る。
もし、ものすごく重要な決断をしなければいけない場合は、瞑想をしながら考えることをオススメする。
保留にする
保留にするというのは、決定のひとつの形だ。
保留にする狙いは「しばらくの間迷ったり、決定しなくて良い状態」を作ることだ。 なので些細なことの決定は、とりあえず保留にしてしまう手がある。
心が迷い始めた瞬間に「保留にしよう」「あとで考えよう」と、その迷いを棚上げしてしまう
そうするといつの間にか、決定すること自体を忘れてしまったり、問題が問題でなくなったりしているかもしれない。 (そういうことは人生で多々あるだろう)
だけど保留にすることで、
- 本当に保留にして良いのだろうか
- 一体、いつまで保留にするのだろうか
- 保留の期限は決めたけれど、この期限は適切なのだろうか
と心が迷い始めるとしたら、これは戦略が失敗していることにする。
あくまでも「迷い」や「決定疲れ」を防ぐための保留であることを理解した上で、この戦略を取ってみよう。
決定のルールを決定する
たとえば「飲食店でメニューに迷った場合は、一番最初に頭に浮かんだ方に決める」とか。 そういうルールを作ってしまう。
僕たちが決定にあたって迷うのは、
- 決定が適切かどうか分からないこと
- 決定をする方法が適切かどうか分からないこと
の二つよる。
この世の中の多くのロジックと同じように、 「決定」もまた、メタ的に機能しているのだ。
決定のルールを決めることで、決定に関する決定を避けることが出来る。 ルールがあれば迷うことはない。
ちなみにこれは、決定に関するルール作りや、決定方法自体の見直しをやめるという話ではない。 決定に関する決定が重要だからこそ、無意識の間にこの心のプロセスを発生させず、必要なら時間をとって、意識して取り組むことが重要なのだ。
ゆるい計画を立てる
たとえば休日にすることが決まっていなくて「今日は何をしよう」「次に何をしよう」と考え続けていると、決定疲れを起こす。
なのでゆるい計画を立ててみる。
- 8時からはブログを書いたり、瞑想をしたりする
- 14時ぐらいから街に出てカフェで過ごす
- 18時からはミニシアターで映画を観る
こんな風に。
なぜゆるい計画にするかというと、これはあくまで、決定疲れを防ぐためのものだから。 ガチガチに計画を固めてしまうと、逆に計画すること自体にコストを費やし、計画変更にもコストがかかるからという理由だ。
「計画のための計画」にならないように注意だ。
あくまでも目的は、休日の行動を迷わないようにするため。 計画によって逆に心が迷い始めるようであれば、本末転倒だ。
これは、あなたの心の感じ方に合わせてほしい。 あなた自身の心が、一番迷わないやり方を見つけると良いだろう。
心の感じ方は人それぞれだ。
自動操縦に任せる
自動操縦の行動に任せる 〜無意識に服を着替える方法〜 を参照してほしい。