マインドフルネスはシンプルな状態
マインドフルネスを実践するのに、覚えなければいけないこと、実践しなければいけないことがたくさんある。
たとえあ瞑想ひとつとっても、次のようなバリエーションがある。(全てをやる必要はないが)
- フォーマルな瞑想
- 日常での瞑想
- 集中系の瞑想
- 観察系の瞑想
- 祈りの瞑想
- 他、色々な瞑想
その他にも、マインドフルネスな状態を得るために、次のようなものが役立つ。(全てをやる必要はないが)
- 価値観を変えること
- 良質な睡眠
- いろいろな方法 (たとえば夜、部屋を暗くする)
- 良質な食事
- いろいろな方法 (たとえば糖質制限)
- 運動
「マインドフルネスになるために、なぜこんなに努力しなければいけないのか」 「マインドフルになるための手順が複雑すぎる」と思うかもしれない。
だが実は、マインドフルネスというのは 極めてシンプルな状態 のことだ。
部屋の片付け
たとえば、部屋を片付けるときのことを考えてみよう。 「片付ける」という行為自体はわりと複雑で、色々なことを考えなければいけない。
- 何を処分するか
- 処分の方法はどうするか
- 人にあげる
- 誰にあげるか
- 家族にあげる
- 気に入ってもらえるものだろうか
- 友人にあげる
- 気に入ってもらえるものだろうか
- いつ会った時に渡すか
- 職場でシェアする
- シェアするのが最適なものだろうか
- 誰も要らないものだったらどうしよう
- あまり重いものは会社まで持って行けない
- 誰にあげるか
- 売る
- どんな方法で売るか
- 買取サービスに申し込む
- どんなサービスが良いか検討する
- 見積もりをお願いしてみる
- 受け渡しの日付を決める
- それでも大した値段にはならないかもしれない
- ネットオークションにかける
- だいたいの相場を調べる
- ほとんどお金にならないことが分かれば、手間や送料を考えて、普通に処分することも検討する
- まずはアカウント登録が必要だ
- 写真も撮影して、開始価格も決める必要がある、商品の説明文も書く
- 買取サービスに申し込む
- どんな方法で売るか
- 捨てる
- 捨てるまでにどこに物を置いておくかを考える
- 捨てるために必要なものがあれば用意する
- ビニール袋
- ダンボール
- 粗大ごみの場合は申込みが必要になる
- 収集センターに連絡して住所や日付を調整する
- コンビニで粗大ごみのシールを買う
- 収集日に早起きしてごみを出す
- リサイクル法が適用されるものは、メーカーに連絡する必要がある
- 人にあげる
- 処分の方法はどうするか
- 何を残すか
- どんな基準で残すか
- 部屋のレイアウトはどうするか
- 何が一番、今の自分の生活に最適かを考える
上記のように考えることは膨大にある。 片付けを始めれば、部屋は一時的に散らかった状態にもなるだろう。
だがいったん部屋が片付いてしめば、 片付いた状態は極めてシンプル だ。
同じように、マインドフルネスも、 たどり着くまでの手順は複雑だが、たどり着いた状態は非常にシンプル なものだと理解できる。
重要なのは「どんどん複雑なことを覚える」ことではない。 「たとえ、一時的に複雑な手順を取ってでも、シンプルな状態を得ること」だ。